埼玉県人に告ぐ!恐れるな!今すぐ草加せんべいを持って『翔んで埼玉』を観に行こう!
あぁ、埼玉県民が恐れていたことがついに現実のものとなった。
あの未完の伝説漫画『翔んで埼玉』が
まさかの映画化されるというニュースに
私たち埼玉県人は恐れをなし、
なかには、「これで終わった」
と、崖から飛び降りる者までいたとかいないとか。
そして、とうとう『翔んで埼玉』公開!
しかも、空前絶後の大ヒット。オーマイガー。
観る?観ない?やっぱり観る?
なんだかんだで、とっても気になるわけで。
埼玉県民の友人を誘って
いそいそと、埼玉最先端の街、
さいたま新都心へと繰り出したのでした。
始まってすぐに私は気がついた。
笑いの中に、こぼれるため息
ウケる~と言いながら、頬をつたう、その涙
あぁ、これは
我々埼玉県人にとっての『禊ぎ(みそぎ)映画』なのかもしれない。
旅行先で「どこから来たの?」と聞かれて、
「東京」と答えてしまうことに慣れてしまった私たち。
とりあえず、池袋に向かう埼玉の中高生。
今日、うちからスカイツリーが見えたよ。
なんて、秩父連峰を背に交わしてしまう日常会話。
でも、もうそんな人生に終止符を。
そう、私たち埼玉県人こそが
この埼玉を堂々と、愛すべき時が来たんじゃないか?
さあ埼玉県民よ!今こそみんな立ち上がろう!
「貧乳日本一」なんて後ろ指をさされても
「ダサいたま」とバカにされても、
もう恐れることはないのだ!
なんて胸を熱くしながら、映画館は最後の最後まで笑いと涙で包まれて
ラストはスタンディングオベーション(心の中で)。
興奮冷めやらない帰り道
でもやっぱり千葉にだけは負けたくないよね~
群馬と栃木の違いがよくわかんな~い
茨城って、そもそも行ったことある?
などと、相も変わらず、
他県(東京と神奈川以外)をディスることで
必死に自分たちの傷を埋めようとする、
心狭き埼玉県人なのでした。
全ての埼玉県民に告ぐ!!!
草加せんべい持って今すぐ映画館へ向かうべし!!
【追記】
あぁガクトよ、ありがとう。この役を引き受けてくれてありがとう。
あなたは今日から「名誉埼玉県民」だ!
え?即刻辞退するって?