【それって本当?】第一印象の取扱い説明書 ~だから私は嫌われる?~
春です。はじまりの季節です。
一目でそれとわかる、ザ・新入社員がビジネス街を歩き始めています。
そのせいでしょうか?
本屋さんには
「第一印象で9割決まる!」とか
「人は見た目が9割!」とか
第一印象をアップさせようぜっ!
ていう内容の書籍が多くて驚きます。
あ、あと9割ね。何かしら9割って書いてある。
はい?餃子の満州?
それは3割ね。
謙虚だけど根拠はないよね。
で、私なり考えてみたんです。
ホントに人は第一印象が大事なのか?
そして
第一印象をアップさせたその先には、何があるのか?
では早速、見ていきましょう。
あくまでも、レモンの独断レポートですのであしからず!
そもそも第一印象ってなに?
辞書を引いてみました。
物事や人に接したとき、最初に受けた感じ
あ、物でもいいんだ。
例文も書いてあったので載せておきます。
例文:「京都はぜんざいであるとは余が当時に受けた第一印象で」〈夏目漱石〉
なぜ、この辞書が夏目漱石を引用したのかわかりませんが、第一印象の使い方よりも、
夏目さん的には、京都は『おしるこ』ではなく『ぜんざい』なのね?
という情報を得ることができました。
夏目漱石はさておき
『第一印象が良い、悪い』とは
『最初に受けた感じが良いか?悪いか?』
ってことでして
多くの意見は「第一印象が良い」ことを良し!としていて
多くの人は「第一印象」を良くしたいと頑張っている。
ということのようです。
ん? 本当に第一印象が良いほうが、いいコトなの?
私の実体験でみてみましょっ
Ver.① いつも明るく元気いっぱい!モチベも高くてやる気満々
「会社の成長に貢献することで、自分自身を高めていきたいですっ」
なんてこと。
言っていたこともあるような・・・
いつも笑顔で元気に挨拶!
をモットーに上司からも可愛がられるそんな存在。
いいんです。とっても。
【素】なら、ね。
私は違いました。
素ではなかった。明らかにつくってた。
演じきれれば良かったのですが、
中途半端な私は、だんだんと素が出るようになり
何でもしますっ!!みたいなキャラだったのに
クソ忙しい時に「シュレッターかけてね」なんて雑用頼まれて、ちょっと面倒くさそうにしてしまったり
疲れた時に、どうでもいい話を聞かされて
テキトーに相槌をうってしまったら最後
「なんかぁ、レモンちゃんって、思ってた子と違ってた」
「ああ見えて、結構性格キツイよねぇ」
なんて囁かれてしまう始末。
いやいや、私だってイライラする日はあるんですよ。
いつも元気って決めつけたり、
何を頼んでも笑顔で引き受けるとか、
勝手に思い込まないでくださいよ!
第一印象で、勝手に決めつけないでくださいよぉ!
と思っても、誰も納得してはくれません。
たかだか数回の無愛想で、評価は堕ちていき、
取り戻すのは容易ではなかったのです。
結局、取り戻せずにサヨナラしたような・・・
では次の会社へGO!
Ver.② 愛想があんまり良くない。明るい新人の中で埋もれてちゃってるね
返事はするし、挨拶もする。
でも、先ほどの元気ハツラツ愛されキャラと比べると、笑顔も少なくて、存在感がない。というバージョン。
愛想が良くないので、最初は
「なんか頼みづらいなぁ」
「可愛げが、ないなよね」
なんて言われてしまう。
しかーし!なぜなのでしょうか!
何も変わらず淡々と仕事をしているだけなのに
ある時から
「レモンさんって無愛想だけど、挨拶はしっかりするし、仕事だって真面目にしっかりこなしてるよね!」
なんて声が上がってきて
「レモンさんて、案外いい奴なのかもしれないね。」
と、なぜか『いい人』に格上げされて
「いや、むしろ周りに流されないその態度は、称賛に値するよ」
なんて、褒められちゃったりして
「称賛を超えて、羨望しちゃう!」
と、なぜだか『憧れの的』となっていく。
あ、ちょっと盛っちゃった。
自分は何も変わっていないのに
周りが勝手に高く評価してくれるようになるんです。
へーんなの。
レモンの考察
人は得体の知れない存在を警戒して遠ざけようとする。
⇒だから、②の無愛想なケースでは、最初に距離を置かれる。
しかし時間が経つと、関係性を築くために
相手を『この人は、こういう人だ』と、
自分の都合のいいようにインプットする。
自分自身が相手の人と
『どういう風に接すればよいか?』
という対処方法がわかったことにより
相手への不信感が拭い去られ
相手は最初から何も変わっていないのに
結構いい人
と評価が変化していくのではないでしょうか?
出ました!レモンの結論
第一印象を良くしようと画策すると
後で評価が下がってしまう恐れがある。
反対に、第一印象が悪い人の方は、
普通にしているだけで、後々の評価が上がっていくことが多いので
第一印象を良くする必要は無い!!
追記
ドラマでもよくあるこんな話。
いつも無愛想な一匹オオカミな先輩が
結局は良い人で、主人公を助けてくれちゃったりする。
男女だったりすと、付き合ってしまったりする。
逆に愛想のいい先輩が
主人公のことを何度もサポートしてあげてきたであろうことは、一切描かれることはないのです。
それもそれで、なんだかなぁ。
人の印象なんて相手次第で変わっちゃうので
第一印象なんて「気にしなくてもいい!」ってことですね!